WordPressのプラグインAll-in-One WP Migrationは本来、サーバー移転の際に便利なまるごと引越しプラグインです。
しかし、実はドメイン移転で使うほうがもっと作業手順が少なく済むので非常に便利です。
前回のドメインごとサーバー移転する記事のほうではやや複雑でしたが、ドメイン変更すれば楽ちんです。
手順
- 新しい移転先ドメインをサーバーに割り当てる
- 新しい移転先サーバーにWordPressをインストール
- 移転先WordPressへAll-in-One WP Migrationをインストール
まずはここまで済ませておきます。
旧サイトでの作業
- 古い元サイトにAll-in-One WP Migrationをインストール
- All-in-One WP Migrationでエクスポート
※(エクスポートの際、画像ファイル、リビジョン、不要なコメントを吐き出さないようにすればエクスポートもインポートも早くなる、その際画像はFTPでダウンロードし、移転先へ手動アップロードすることになる)
移転先にてインポート
- エクスポートしたファイルを移転先のWordPressでインポート
以上で引越しは完了です。
301リダイレクトの設定
サーバーがApacheの場合、LiteSpeedの場合でもこのリダイレクトでまるごと移転は大丈夫です。
▼ここから▼
Options +FollowSymLinks
RewriteEngine on
RewriteRule (.*) http://www.newdomain.com/$1 [R=301,L]
▲ここまで▲
参照:301リダイレクト設定
これが一番シンプルで確実、ロリポップやhetemlではよけいな記述があるとうまくリダイレクトされないことがありますが、これは安定して移転の際の301リダイレクトに使えます。
めちゃくちゃ短時間で完了します。
SSL化に際して
このタイミングですので同時にSSL化をすることもあるでしょう。
SSL化のタイミングはインポートが完了してからでも問題なしです。
インポートする前でもSSLがサーバー側で反映されれば先に済ませておいても問題ありません。
WordPressのSSL化の際、忘れないように
1,設定でURLを変更する
2,プラグイン Really Simple SSLを使ってワンタッチでSSL化
これで完了できます。
ドメインを変更せずに移転する場合、新しいサーバーへのドメイン反映が完了するまでの待ち時間があり、手こずります。
時間にして6時間程度(ほぼ待ち時間)
ドメインを変更する場合、301リダイレクト設定だけで良いので短時間で完了します。
時間にして小一時間で完了
とても便利な時代になりました。